猛暑によりコンプレッサーの効率が大幅に低下した2023年の夏
2023年の夏はまさに記録的な暑さとなりました。35℃以上の気温を記録することももはや当たり前で、空調の常識も変わりつつあります。
その中でも、コンプレッサー室は大変過酷な環境に置かれています。換気だけでは熱を排出しきれなくなり、室温が40℃以上を記録してしまう施設が多発しています。コンプレッサーにとって吸気温度の上昇は大敵。室温が40℃を超えると、効率が落ちるばかりか、機器の許容温度を超えてしまい、インターロックがかかってしまいます。しかし、コンプレッサー室の膨大な換気量を賄うだけのエアコンを導入するのは不可能に近いです。そんな中で、当社の超省エネ型再生可能エネルギー利用の地下水エアコンにより、インターロック防止ばかりか省エネまで実現しているお客様が多くおられます。
再生可能エネルギーを利用する事で、ほんのわずかな電力で冷却が可能
当社の再生可能エネルギーを利用した地下水エアコンは、地下水と空気の熱交換だけで空気を冷却する究極のエコ冷房です。
吹出温度は、室温30℃の時に地下水温+2~3℃程度、つまり20℃以下の冷風を送ることが可能です。
ファン付ユニットで直接コンプレッサーの吸気を冷やすこともできますし、コンプレッサー室に排気ファンがある場合は、吸気口に熱交換器を取り付けるだけで、無電源のクーラーとなります。
また近年では、2段式の新型エアコンを開発し、従来型より大幅に省水量化、高効率かを実現しています。
コンプレッサーの吸気冷却は省エネにも繋がります
省エネルギーセンターの指針によると、コンプレッサーの吸気温度を5℃下げると、約1%の省エネ効果が得られます。これがもし40℃→25℃まで冷却した場合は、5%以上の省エネ効果が得らえます。
地下水ダイレクトクーラーの導入は、設備の安定運転だけでなく、再生可能エネルギーを利用した省エネをも実現します。
コスト・条件により選べる様々なタイプ・地下水がない場合もご提案可能
当社の再生可能エネルギーを利用した地下水ダイレクトクーラーは2種類の方式があり、条件やコストによってタイプをご提案可能です。井戸がない場合の新規井戸調査にも対応し、地下水を用いなくても運用できる小型チラー方式もございます。
再生可能エネルギーに関してはお気軽にお問い合わせください
コンプレッサー以外にも、熱を嫌う設備全般に効果的なシステムです。
再生可能エネルギー対策を求められるお客様に、提案の質とスピードでお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。